2013年08月13日
2013夏 北ア縦走 裏銀座~新穂高 8/2-5 3&4日目
やはりこうなってしまうのか…「雨」の雲ノ平
3日目
目が覚めるとフライを叩く雨音。
前日の穏やかな夕暮れから一変した雲ノ平。
数日間山の中にいれば毎日晴れるわけはないさ…と自分を慰める。
昨日もっといろいろ散策しておけばよかった…周りは何も見えない。
この日の予定は、ワリモ分岐まで登り返し、
稜線を歩いて鷲羽岳へ、そして双六小屋までというものだった。
しかし、この天候では…
稜線を避け、源流ルートで三俣山荘まで…
あぁ、なんか2年前と同じ感じになってきた…
再びあの悪夢を繰り返してしまうのだろうか?
そう、黒部源流の渡渉…
しかし、今回はさほど増水しておらず、無事に渡ることができた! これも小さなリベンジ…。
三俣山荘に着くころにはようやく雨もあがったが、
天気予報を確認すると翌日も雨の予報・・・。
とりあえず、
ラーメンでほっこりエネルギーをチャージして双六小屋を目指す。
雨はとりあえずあがったものの
鷲羽岳の頭も雲の中に隠れたままでスッキリとはいかないので三俣蓮華岳や双六岳には行かず、
昨年も歩いた巻道ルートを選択。
ようやく鷲羽岳の姿が。天候はなんとか落ち着いてきたのかな。
双六岳には目もくれず双六小屋に一目散。
幕営の受付をしながら天気予報を確認するとやはり翌日は雨模様。翌々日も芳しくない。
当初の計画ではさらにもう一座もう一泊だったのだが、
その計画では翌日は何も遮るもののない稜線歩き、テン場もこれまた吹きっさらしのところ。
「下りるか」
計画を一日短縮して翌日新穂高へ下山することに決めた。
となれば、クルマの回送予定を早めなければ。4泊5日の予定でお願いしていたので。
双六小屋の衛星電話で
酔いどれ:「6日に新穂高にクルマの回送をお願いしていた酔いどれですが、下山を一日早めたので5日に回送してもらいたいのですが大丈夫ですか?」
タクシー会社:「酔いどれ様で6日の回送を明日の5日に変更ですね、わかりました。」
酔いどれ:「よろしくお願いします!」
さ~、下山の手配は済んだ済んだ♪ 明日は2度歩いたことがある小池新道を下りるだけ…、
そうと決まれば!
飲むよ!
まだ飲むよ!
まだまだ飲むよ~!
雲ノ平からはるばる担いできた缶ビールも飲み干す。
山に入って3日目…環境に慣れてきたのか体調は上がってきたが、
天候が下降線とはうまくいかないものだ。
そんなに悪くはなりそうにないな~なんて空を見上げていたら、
夕方からは雨…
4日目
そして朝…
ドヨ~ン…。
そして下山はずっと土砂降り。
鏡平山荘恒例のカキ氷は食べる気にもならず。
しかし、土砂降りの小池新道を続々とハイカーが上ってくる。
よくこの土砂降りでも上るよな~と思った。中央アルプスでの遭難事故があったばかりなのに・・・。
雨と汗でずぶ濡れになりながら小池新道をなんとか下りきり
林道に出てとりあえずホッと安心。
わさび平小屋でラムネ。これもまた自分の定番♪
今年もここから下りてくることはできなかった。
そしてようやく
新穂高に無事に下山。
濡れた衣服が気持ち悪くて早く温泉に行きたい…ん?
所定の場所にクルマがない…。
タクシー会社に問い合わせると、回送を一日早めたことは聞いていないと!
「スミマセン、今から乗務員を手配したりして、そちらに着くまで3時間ほどかかるかと…」
3時間っ?
温泉でも入って待つか…しかし濡れた衣服しかないので、湯上りにまたそれを着るのも不快だ。
仕方なく新穂高ロープウェイの喫茶コーナーで時間潰し。
3時間後無事に?クルマを回収しやっとこさっとこ温泉で4日間の汗を流し、旅が終わった。
GW以来の山歩きだったこともあり、体力低下をヒシヒシと感じた4日間だった。
もう少し体力に余裕があればよりもっといろいろ楽しむ余裕ができたのではないかと。
やはりコンスタントに担いで歩くことが大事だと改めて感じました。
ちなみに、4日間歩いてめぼしいピークは野口五郎岳のみとか…。
(おわり)
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目が覚めるとフライを叩く雨音。
前日の穏やかな夕暮れから一変した雲ノ平。
数日間山の中にいれば毎日晴れるわけはないさ…と自分を慰める。
昨日もっといろいろ散策しておけばよかった…周りは何も見えない。
この日の予定は、ワリモ分岐まで登り返し、
稜線を歩いて鷲羽岳へ、そして双六小屋までというものだった。
しかし、この天候では…
稜線を避け、源流ルートで三俣山荘まで…
あぁ、なんか2年前と同じ感じになってきた…
再びあの悪夢を繰り返してしまうのだろうか?
そう、黒部源流の渡渉…
しかし、今回はさほど増水しておらず、無事に渡ることができた! これも小さなリベンジ…。
三俣山荘に着くころにはようやく雨もあがったが、
天気予報を確認すると翌日も雨の予報・・・。
とりあえず、
ラーメンでほっこりエネルギーをチャージして双六小屋を目指す。
雨はとりあえずあがったものの
鷲羽岳の頭も雲の中に隠れたままでスッキリとはいかないので三俣蓮華岳や双六岳には行かず、
昨年も歩いた巻道ルートを選択。
ようやく鷲羽岳の姿が。天候はなんとか落ち着いてきたのかな。
双六岳には目もくれず双六小屋に一目散。
幕営の受付をしながら天気予報を確認するとやはり翌日は雨模様。翌々日も芳しくない。
当初の計画ではさらにもう一座もう一泊だったのだが、
その計画では翌日は何も遮るもののない稜線歩き、テン場もこれまた吹きっさらしのところ。
「下りるか」
計画を一日短縮して翌日新穂高へ下山することに決めた。
となれば、クルマの回送予定を早めなければ。4泊5日の予定でお願いしていたので。
双六小屋の衛星電話で
酔いどれ:「6日に新穂高にクルマの回送をお願いしていた酔いどれですが、下山を一日早めたので5日に回送してもらいたいのですが大丈夫ですか?」
タクシー会社:「酔いどれ様で6日の回送を明日の5日に変更ですね、わかりました。」
酔いどれ:「よろしくお願いします!」
さ~、下山の手配は済んだ済んだ♪ 明日は2度歩いたことがある小池新道を下りるだけ…、
そうと決まれば!
飲むよ!
まだ飲むよ!
まだまだ飲むよ~!
雲ノ平からはるばる担いできた缶ビールも飲み干す。
山に入って3日目…環境に慣れてきたのか体調は上がってきたが、
天候が下降線とはうまくいかないものだ。
そんなに悪くはなりそうにないな~なんて空を見上げていたら、
夕方からは雨…
4日目
そして朝…
ドヨ~ン…。
そして下山はずっと土砂降り。
鏡平山荘恒例のカキ氷は食べる気にもならず。
しかし、土砂降りの小池新道を続々とハイカーが上ってくる。
よくこの土砂降りでも上るよな~と思った。中央アルプスでの遭難事故があったばかりなのに・・・。
雨と汗でずぶ濡れになりながら小池新道をなんとか下りきり
林道に出てとりあえずホッと安心。
わさび平小屋でラムネ。これもまた自分の定番♪
今年もここから下りてくることはできなかった。
そしてようやく
新穂高に無事に下山。
濡れた衣服が気持ち悪くて早く温泉に行きたい…ん?
所定の場所にクルマがない…。
タクシー会社に問い合わせると、回送を一日早めたことは聞いていないと!
「スミマセン、今から乗務員を手配したりして、そちらに着くまで3時間ほどかかるかと…」
3時間っ?
温泉でも入って待つか…しかし濡れた衣服しかないので、湯上りにまたそれを着るのも不快だ。
仕方なく新穂高ロープウェイの喫茶コーナーで時間潰し。
3時間後無事に?クルマを回収しやっとこさっとこ温泉で4日間の汗を流し、旅が終わった。
GW以来の山歩きだったこともあり、体力低下をヒシヒシと感じた4日間だった。
もう少し体力に余裕があればよりもっといろいろ楽しむ余裕ができたのではないかと。
やはりコンスタントに担いで歩くことが大事だと改めて感じました。
ちなみに、4日間歩いてめぼしいピークは野口五郎岳のみとか…。
(おわり)
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Posted by 酔いどれ係長 at 23:13│Comments(2)
│山歩き 北アルプス
この記事へのコメント
なるほど。
担いできたビールもあるのにこの天気で3杯とは・・・係長△です。
そして土砂降りの小池新道は大変だったでしょうし、クルマの回送ミスとは
散々でしたねぇ。
お疲れさまでした。
担いできたビールもあるのにこの天気で3杯とは・・・係長△です。
そして土砂降りの小池新道は大変だったでしょうし、クルマの回送ミスとは
散々でしたねぇ。
お疲れさまでした。
Posted by しょもも at 2013年08月15日 16:19
◆しょももサン
こんばんは~♪
『駆けつけ三杯』という日本古来の伝統を重んじました!
三俣山荘に張りたいとも思ったのですが、
『生ビール』の魔力には抗えず、双六小屋に吸い寄せられてしまいました。
今回は前半後半の明暗がくっきり分かれる山旅でした~。
ひっくるめて良い思い出になりましたけど…
クルマが無いと気づいたときは血の気が引きましたね~♪
しょももサンの双六レポ楽しみにしてますよ♪
こんばんは~♪
『駆けつけ三杯』という日本古来の伝統を重んじました!
三俣山荘に張りたいとも思ったのですが、
『生ビール』の魔力には抗えず、双六小屋に吸い寄せられてしまいました。
今回は前半後半の明暗がくっきり分かれる山旅でした~。
ひっくるめて良い思い出になりましたけど…
クルマが無いと気づいたときは血の気が引きましたね~♪
しょももサンの双六レポ楽しみにしてますよ♪
Posted by 酔いどれ係長 at 2013年08月15日 21:34
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