浅間山の展望・・・だけじゃなかった黒斑山

酔いどれ係長

2010年11月22日 18:57



お願い、噴火しないでね・・・。
黒斑山 20101121

ここのところ奥秩父や八ヶ岳からの展望で浅間山が気になっていた。
もうちょっと近くから眺めてみようかなぁと思っていたときに
ふと浮かんだのが浅間山展望の山、黒斑山だった。
この山は昨年のヤマケイJOYに雪山初級コースとして紹介されており、
冬の浅間山の白い山肌に浮かぶ縦縞模様が見ごたえあるらしい。
今シーズンは雪のある山にもちょっと足を踏み入れようかと思っていたので、
雪が積もる前に下見も兼ねて黒斑山へ行くことにした。

ちょっと寝坊してしまい、登山口のある車坂峠に着いたのが6時過ぎ。
峠に建つ高峰高原ホテルの駐車場からは、
朝焼けの空に八ヶ岳、遠くには富士山の姿。


この景色を眺めるためにやってきた人たちもいるようだ。その価値はあると思いますよ。

トイレで用を足してから出発しようと思ったが公衆トイレが凍結のため使用不可。
ホテルのトイレを使用してくれとのことだが、一般向け開館が7時。
ちょっと用を足してからじゃないと出発は無理な腹具合のため足止めを喰らう。
5分前になんとか入らせてもらい準備万端。
7:14ハイクアップ!



森の中の道を徐々に高度を上げていき、展望が開けたところに出ると、




北アルプスの白い峰々が見えてきた!
これは浅間山だけではなく、アルプスの山々の展望も楽しめそうだ。
早く上へ!早く上へ!と心がせきたてる。

登山道の途中には、


避難シェルター。急の噴火時にはここに逃げ込むのか・・・。
この避難シェルターから少し進むと浅間山が見えてくる。
左上が展望のいいトーミの頭だ。




トーミの頭からは、真正面に浅間山



奥秩父の山々と富士山



八ヶ岳(その向こうにちょこっと甲斐駒と仙丈ケ岳)



中央アルプスと御嶽山





そして白銀の北アルプス





あぁ・・・、もうすでにお腹いっぱいごちそうさまです!といった感じなのだが、
まずは山頂まで行ってみよう。


黒斑山の山頂からだと浅間山の火口が見える。






噴煙が上がっていますねぇ、活火山なんですねぇ・・・。

ここからは富士山の眺めも素晴らしいのだが


北アルプス方面は樹林に遮られてしまうので、
先ほどのトーミの頭に戻り大休止に。

風が冷たく身体が冷えるが、そんなのを吹き飛ばすような大展望だッ!





槍ヶ岳・穂高連峰


後立山の山々


八ヶ岳


ちょこっと頭を出す甲斐駒・仙丈ケ岳


中央アルプスに


御嶽山


乗鞍もすっかり白くなっている。



穂高をアップ


たびたびこのブログにもコメントをくださり、
ツイッターでも酔いどれの他愛無いつぶやきに
付き合ってくれているみさわさんがこの日西穂独標にいる。
あんなとこ行ってるんだなぁ・・・、羨ましすぎるぜ!

青い空と白い山・・・、いつまでも飽きることはない・・・



さて、ここで考えた。前掛山まで行くかどうか。
現在浅間山の噴火警戒レベルは1なので前掛山まで行くことができる。
今後再び警戒レベルが上がってしまうと立ち入り禁止になってしまう。
行けるときに行っておいたほうがいいのでは?
実際、前掛山の山頂にも人影が。


しかし今日はもう素晴らしい景色に十分満足してしまった。
翌日に仕事が控える日曜日のハイクは軽めにと決めているので、今日はここまで。

今日も素晴らしいひとときを与えてくれた山々に感謝し、




雲の下の世界へ下りていった・・・






















のだが、
トーミの頭から少し下りたところで、
トーミの頭では木々で見にくかった後立山が!


またまた足止めだ。鹿島槍大好きなので。


鹿島槍の隣には五竜。


後立山連峰から外れた東のほうに目立つ白い山。




妙高のほうでしょうか・・・、勉強不足です・・・。

最後の最後まで素晴らしい眺めをありがとう。


今度こそホントに下山です。


この日はホント好天に恵まれた。


今度はこの森の木々が白く染まる頃に・・・。

そのとき僕はどんな世界を目にするのだろう・・・。





車坂峠(7:14)-トーミの頭(8:08)-黒斑山山頂(8:19-8:26)
-トーミの頭(8:37-9:40)-車坂峠(10:37)

                                           (終わり)


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